| ジャンル | ダーク・ファンタジー SF 少年漫画 |
| 作者 | 大久保篤 |
| 掲載紙 | 週刊少年マガジン |
| アニメ 放送期間 | 第1期:2019年7月6日 – 12月28日 第2期:2020年7月4日 – 12月12日 第3期 第1クール:2025年4月5日 – 6月21日 第2クール:2026年1月10日 – 4月4日 |
| 話数 | 第1期:全24話 第2期:全24話 第3期第1クール:全12話 第3期第2クール:全13話 |
人体自然発火現象によって全身が炎に包まれ変異し暴れ出すようになった「焔ビト」と呼ばれる怪物や、それによって引き起こされる脅威と戦う特殊消防隊の活躍を描いた消防士SF漫画作品。サスペンスやバトルアクションの要素を取り入れたサイエンス・ファンタジー作品でもある。
「炎炎ノ消防隊」 Wikipediaより
アニメ『炎炎ノ消防隊 参ノ章』(全25話)見終わった。
以下、ネタバレあり。
ソウルイーター世代なので、そこに繋がる展開はかなり熱かった。……ただ、序盤の焔ビトとの戦いから もはやジャンルが変わり過ぎていて、終盤「作者を信じていいのか……!? 信じて最後まで見るぞ!??」みたいな心境だった。
でも「炎炎ノ消防隊だから」、そして「大久保篤作品だから」、きっと最後まで見ても後悔しないだろう……という信頼感で完走できた気がする。もしこれが全く知らない新人作家さんのデビュー作だったら、正直途中で離脱していたかもしれない。そういうフィルターってやっぱりある。
最終回の特殊EDで流れる「爆走夢歌」はかなり刺さった。この感動を味わえて、「最後まで見てよかった」と素直に思えた。
クライマックス『世界再構築』は駆け足で、ご都合主義っぽく感じる部分もある。でも逆に、そのテンポの良さがストレスなく気持ちよくもあった。そしてソウルイーターの世界であることが示唆される。連載当時、最終回はどんな反応だったのか分からないけど、かなり賛否分かれそうな作品だな……とも思う。
個人的には集団的無意識の概念が面白かった。人間が抱える恐怖や欲望、そのイメージが世界そのものを形作っていく感じ。これは単なるフィクションというより、現実とも地続きな感覚があって、そのメタさを受け入れられるかどうかで作品の印象も変わりそう。視聴者を信用していないと、ここまで振り切った描き方はできないと思うし、作者の冒険心を感じた。タマキの役割「ラッキースケベられ」とか、個人的にはかなり好き。シリアス一辺倒になり過ぎない絶妙なバランスだった。
『チェンソーマン』でも、人間の恐怖や不安が『悪魔』として実体化していたけど、こういう「人々の無意識が物理世界へ干渉する」タイプの世界観って、ここ数年よく見かける気がする。自分が知らないだけで、もう既にそういうジャンル名とか分類が存在しているんだろうか。
あと記憶に残ったのが、突然の杉田スミレ(実写)登場シーン。インパクト凄かった。かなり勇気のいる、尖った演出だったと思う。
炎炎ノ消防隊、序盤までは万人におすすめしやすい作品だったけど、最後まで見届けると「これは結構人を選ぶかもしれないな……」という感想に変わった。ただ、ソウルイーター世代にはかなり刺さると思う。個人的には元々ダークファンタジーが好きなのもあって、シリアスとコメディのバランスを最後まで楽しめた。
あと何より、キャラクター達に愛着が湧く。ずっとこのキャラクター達の成長を見ていたいと思わせてくれる作品だった。特にアーサーは推せる。
【人気漫画家に聞く】大久保篤流キミだけの世界の描き方!!
https://www.clipstudio.net/oekaki/archives/152326